インクルーシブへの第1歩「対話」と「共有」の3時間!
2024年6月9日(日)、静岡文化芸術大学にて企業向けインクルーシブ研修が開催され、ASOBIが講師を務めました。
この研修は6月23日に開催されるイベント「Challenge to インクルーシブ in 浜松」の協賛スポンサー企業が参加するものであり、9日のインクルーシブ研修と23日のイベント実地研修の2回にわたって行われるものです。
9日の研修の目指したゴールは『いい感じ』。自分に対して、相手に対して、共に過ごす時間に対して「いいかんじ」を目指しました。
前半は「未来」を語る
今回は、静岡県のパラフットボールの選手たちに協力してもらい、ブラインド(視覚障がい)、デフ(聴覚障がい)、アンプティ(切断障がい)、ソーシャル(精神障がい)、CP(脳性麻痺)、ID(知的障がい)、電動車いすの選手たちも参加して、年齢も性別も、障がいの有無やその特性も、職種もちがう初めて会う者同士で「こんな街は〇〇」をテーマに話し合いました。
『どうありたいか』『どうしたいか』は千差万別です。
机上の学びや知識はあくまで一例であり、相手とのディスカッションで知ることの積み重ねこそが「経験値」となっていきます。
後半は「ちがいを重ねる」
インクルーシブスポーツである「ウォーキングフットボール」をつかって、ちがいを重ねることを行いました。
それぞれの特性を伝えながら、また必要な手段を開示し合いながらプレーを行い、その開示はチーム内だけでなく、相手チームにも伝えられて調整を行いました。
ここでわかるのは「こちら立てれば、こちら立たず」の状況が起きることです。その最適値をすり合わせていくところに新しいことを知る面白さや、みんなで新アイデアを試してみるという挑戦の楽しさがあります。それを可能にするのは、お互いを思いやる気持ちです。
「こうしてほしい」「こうしてみよう」と積極的に話をする場面が多く見られました。
感情の共有から「他人事」が「自分事」に変わっていく
ポジティブな感情の連鎖は人を繋げます。人と繋がることは、これまで気付けなかったことを教えてくれるきっかけとなります。だれもがちがいを持っていて、どんな自分であっても大切なひとりです。ちがいがあっても温かな方向へ転がっていく世界になることがASOBIの目指すインクルーシブです。みなさんのインクルーシブはどんな形ですか?この研修が、自分なりのインクルーシブを考えるきっかけになれば嬉しいですし、また教えてくださいね。
あそんでもいいんだよ。
あそばないあなたもいいんだよ。
こころに余白(あそび)をもってちがいを受け止め合う社会がいいですね!
6月23日(日)Challenge to インクルーシブ in 浜松 20204。多くのご来場者様を笑顔でお迎えしましょう!
参加してくださった企業の皆様、パラフットボールの皆さん、ありがとうございました。