【レポート】浜松市教職員初任者研修を担当しました

「ちがいを活かし合えるインクルーシブな場」が生まれるプロセスを辿る

2026年8月7日(金)、浜松市教職員初任者研修の講師を担当しました。昨年度に続き、3年目のお引き受けとなります。

対象は、採用初年度となる小中学校・幼稚園保育園の教諭の皆さんのほか、養護教諭、事務職員の方々など180名が参加されました。

今回は「バレーボールをインクルーシブにする」ことを用いて、「ちがいを活かし合う」環境設定のプロセスを経験していただきました。

同じ場にいるだけではインクルーシブではない。「私も活かされている」と感じられるには、どうすればよいのか。

「私も活かされている」と感じらるルールを作ることを目指し、動きに条件を付けた仲間と共にバレーボールをしながら「どうするのが最適なのか」を探るべく、たくさんの対話や実践、調整と再挑戦を繰り返していただきました。

その対話のなかで、人には様々な価値観が存在することへの気付きもあったかと思います。「全員を活かそうとすると複雑になっていく」というジレンマをみんなが共有しているグループもありました。

何を大切にしたいのか、どう楽しみたいのかは、人それぞれに、その時々でちがいます。
研修の限られた時間内では深い話し合いまで至りませんでしたが、迷った時や行き詰った時には、シンプルに「私たちは何を目指すか、そこに向けて一人ひとりに何ができるか」を確認し合うことが必要だと思っています。

話し合いながらルールや構造そのものを変えていく

今のままでは全員を活かすことができないのであれば、構造を変える必要があります

構造を変えるには、「どうしたい・こうしたらできる」という自己開示や、新しいアイデアの提案や挑戦が安心してできる環境であることが大前提です。

”こうでなければならない”を疑い、「この場をどう変えたら、みんなが活きるかな?」という正解のない・答えが変わっていく問いをみんなで考えることーーー、それが「自分は活かされている」と感じられる第一歩かもしれません。

その問いを、インクルーシブな未来の担い手である子供たちと、是非、学校生活のなかで楽しんで欲しいと思います。

ちがいがあるとは、居場所があるということ。

インクルーシブな未来は知識だけでは生まれません。
日常から多様さに触れたり、すり合わせをすることを『ポジティブに楽しむ経験の積み重ね』が必要です。

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